コラム

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2021-05-17

自社開発にこだわる

これからも創業の想いに基づくサービスを生み出していく

私たちは創業以来、あったらいいなと思うサービスを、自らの手で作り出して行くことにこだわりつづけています。勤怠管理や、経理業務、チャットツールなど、事業の本質に関わらない社内ツールなどは外部のソリューションを効率的に活用していますが、提供するサービスについてはアウトソースを使わず、全て自社で企画、開発を行っています。

IT企業と呼ばれる企業の中には、外部組織の提供するサービスやシステムを名前だけかえて販売している企業も存在しますし、開発については外部組織に委託し販売、運用だけを行うような企業も存在しますが、この方法では自分たちが最高だと考えるものを作り出すことはできません。

今、多くのベンチャーで使用されている『slack』ですが、元々は自分たちの内部コミュニケーションツールとして作られたものだったというのは有名な話です。私たちも思想は同じ。欲しいものは自分で作る。自分たちが欲しいと思ったものは、きっと他のみんなも欲しいものに違いない。私たちの最初のプロダクト『忍者アクセス解析』も最初は「自分が使いたいアクセス解析」を作ったにすぎません。そして多くの「みんな」が利用してくれるサービスとなりました。

このような成り立ちとなったのは、創業メンバーが、ものづくりが本当に好きな人々であったことに由来しますが、この文化があるからこそ、「忍者ツールズ」と言うサービス群は、一般的な流行とは違った考えを持つユーザー層にアプローチをすることを可能とし、多数の競合サービスのひしめく中、長く生き残ることができたのではないかと考えています。

世の中に必要とされるサービスを生み出すためには

私たちの最初のサービスの話をしましたが、この「忍者アクセス解析」の開発においても自社開発のこだわりが発揮されました。当時のサーバーは今と比べものにならないくらい低スペックで、しかも高額でした。創業間もない私たちは当然資金が少ないので、大手企業のように資金に任せて潤沢にインフラに投資を行うこともままなりません。また営業力にものを言わせて大口のクライアントと資金を獲得することも難しい状況でした。

しかし、私たちのシステムは、高価なサーバー専用機も、データベースも利用していませんでした。また当時台頭していたPHPなどの便利なスクリプト言語等のリッチな環境を利用せず、非常に軽量に構築できており、ローコストに運用可能でしたので、競合サービスに比べ、安価に提供することが可能でしたし、無料版への広告掲載も少量に抑えてユーザービリティを高めることも可能でした。

今ではクラウドサービスも発達し、コストも非常に安く(当時からしたら考えられない安さ)運用できますし、安定性においてもメリットが大きいことも多いのですが、無料でサービスを提供し、多くの人に喜んで使ってもらうために、当時はこのような創意工夫をしなければ成立しませんでした。この「創意工夫」こそ、様々なサービスを生み出す原点だと思うのです。

溢れるほどの様々なサービスが提供される現在。「もっと使いやすくできるよな」「こういう機能があるサービスあったら便利だな」など常に既存のサービスに対して改善点を考えたり、新サービスを考えたりするのに「創意工夫」はとても大切です。

思いついた改善点や新サービスのアイデアをすぐに形にするには自社開発は非常に都合が良いのです。同僚のエンジニアやマーケターに「さっきこういうアイデア考えたんだけどさ」とすぐに話すことができますし、「いいね、すぐにやろう」という風に実装に取りかかれます。外部の制作会社さんを使ったりすると、そうは簡単にはいきません。

常に「もっと良いものは作れないか?」「そのためには何が必要なのか?」「もっといいやり方はないのか?」といったことと真摯に向き合い、それらを自らの手で作り上げることができる。そんな組織であり続けることができる限り、時代に必要とされるものを作り出していけると考えていますし、私たちはそうあるべきだと考えています。

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